作品にする第11章 ・ 読むのにかかる時間 約7分

文字入りの​サムネイルを​つくる

文字が主役の1枚は店を変える。描いてよい文字を決めて頼む

ここから「作品にする」部です。最初は文字が主役の1枚は、店を変えます。日本語の文字を一字も違えずに描けるのは GPT Image 2 だけだからです。1枚約9円、40秒ほどかかります。

この章でできるようになること

  • 自分のマスコット入りで、文字入りのサムネイルを作る
  • 「描いてよい文字」を決めて頼み、誤字と余計な文字を防ぐ
  • 2つの店の出来を、実物で見比べる
この章の内容(6節)
  1. 実物:この本のサムネイル
  2. 店を変えると、こう違う
  3. 描いてよい文字を決めて頼む
  4. サムネイルを頼む
  5. 検品は「拡大して1字ずつ」
  6. この章のまとめ

実物:この本の​サムネイル

紺色の背景に「非エンジニアのための」「falの取扱説明書」「日本語で頼むだけで、画像も動画も」の3行の文字と、右側に本を持った著者のキャラクターが描かれたサムネイル
この本の​サムネイルです。​3行の​日本語が​一字も​違わずに​入っています。​GPT Image 2 に​1回頼んだだけです。

右のキャラクターは著者のマスコットです。として渡し、第7章ので「デザインを変えずに」描かせました。あなたのサムネイルには、あなたの正典を渡します。

店を​変えると、​こう​違う

同じ注文を、キャラクター用の安い店(nano-banana-2-lite)にも出してみました。

GPT Image 2で作ったサムネイルGPT Image 2​(採用)

3行とも誤字なし。帯・配色・文字の大小の指示がすべて入った

nano-banana-2-liteで同じ注文を出したサムネイルnano-banana-2-lite

文字は書けたが、段組みと配色の指示が抜けた。キャラは同じ

安い​店も​文字は​書けます。​抜けるのは​「文字の​レイアウト」です。​文字が​主役なら​店を​変える、の​根拠です。

描いて​よい​文字を​決めて​頼む

文字入りの画像で起きる事故は2つです。誤字と、頼んでいない文字が勝手に入ること(英単語・日付・ロゴ)。両方まとめて防ぐ型があります。

  • 描いてよい文字を全部列挙する。「画像の中に描いてよい文字は次の3つだけ」と番号つきで
  • それ以外は一切描かない、と書く。記号・ロゴ・URL・日付・英単語・透かし・署名まで列挙して禁止する
  • 一字一句正確に、と念を押す。「日本語の誤字は禁止」

ホワイトリスト(ほわいとりすと)

「これだけは許可する」という一覧のことです。文字入り画像では「描いてよい文字の一覧」になります。逆の「これは禁止」だけだと、列挙しなかったものが入ってきます。許可する側を決めるほうが強いです。

サムネイルを​頼む

Claudeにこう頼みます

canon.png を参照画像にして、fal の openai/gpt-image-2/edit に、文字入りのサムネイルを1枚頼んでください。鍵は fal_key.txt です。品質は medium、サイズは 1280×720。料金は約0.06ドルです。指示は日本語のまま送って構いません。 【つくるもの】講座の案内用サムネイル。横長。 【キャラクター】添付画像のキャラクターを、デザインを一切変えずに右側に大きく1体。本を持って、こちらを見て笑っている。 【背景と配色】紺色のベタ塗り。細い白の斜めストライプをごく薄く。添付画像の配色は使わない。 【文字】左側に3段。太いゴシック体。左揃え。 1段目(白い角丸の帯に紺の文字):「はじめての」 2段目(最大・黄色の文字に紺の太いフチ・2行可):「AI講座のつくりかた」 3段目(小さめ・白):「録画1本から、動画講座に」 画像内に描いてよい文字は次の3つだけ:1)はじめての 2)AI講座のつくりかた 3)録画1本から、動画講座に これ以外の文字・記号・ロゴ・URL・日付・英単語・透かし・署名は一切描かない。一字一句正確に。日本語の誤字は禁止。 できたら thumb_v1.png として保存し、文字の部分を拡大した画像も作って見せてください。ledger.md に1行足してください。

文言は自分の講座やお店のものに書き換えてください。3段の構成(小さい前置き・大きい題・小さい補足)は、そのまま使えます。配色は毎回変えると、並べたときに見分けがつきます。

うまくいったか確認する

  • 3行の文字が、拡大して1字ずつ見ても誤字なし
  • 頼んでいない文字(英単語・ロゴ・日付)が入っていない
  • キャラクターの顔と色が正典と同じ

検品は​「拡大して​1字ずつ」

文字のは、縮小した画面では見落とします。文字の部分を拡大した画像を作らせて、1字ずつ見てください。「取扱説明書」の「扱」が違う字になっている、というたぐいの事故は、拡大しないと気づきません。

よくあるつまずき

1文字だけ違う字になっている
出し直します。1枚9円です。直らないときは、その言葉を別の言い方に変えます。画数の多い字は崩れやすいです。
頼んでいない英単語が入った
ホワイトリストの「これ以外は一切描かない」が抜けています。禁止する種類(英単語・ロゴ・URL…)を列挙して出し直します。
品質を「high」にしたい
著者が同じ注文を medium と high で比べたところ、目で見て差が出ませんでした。値段は4倍近く違います。medium で足ります。
40秒以上待たされる
この店は時間がかかります。90秒まで待ってください。それでも返らなければ、 に「順番待ちの状態を確かめて」と頼みます。

この章のまとめ

文字が主役なら GPT Image 2。描いてよい文字を列挙し、それ以外は禁止。検品は拡大して1字ずつ。次の章は、SNS用の短い動画です。

章末チェックリスト