はじめての1枚
同じ子で、ポーズを変える
顔が変わらない頼み方。特徴ロックという型
マスコットは、1枚では使い道が少ないです。手を振る、本を持つ、スマホを見る。同じ顔のままポーズだけ変える頼み方を、この章で覚えます。型の名前は「特徴ロック」です。
この章でできるようになること
- 正典を参照画像として渡し、ポーズだけ変えた絵を出す
- 「守る部位」を列挙して、顔が変わるのを防ぐ
- 縦長・横長など、用途に合わせた比率で出す
参照画像を渡す
前の章で使った店(nano-banana-2-lite)には、「この絵を参照して、同じ子で」という頼み方があります。正典の canon.png を一緒に渡すと、それをお手本にして描いてくれます。
ただし、渡しただけでは顔が少しずつ変わります。目の形が違う、マフラーの色が違う、体型が細くなる。そこで使うのが特徴ロックです。
特徴ロック:守る部位を列挙する
やることは2つです。
- 「まったく同じデザインで」と最初に言い切る
- 守る部位を全部列挙する。丸い体、黒い背中と白いおなか、白いハイライトの丸い目、ほっぺの赤、オレンジのくちばしと足、マスタード色の編みマフラー。前の章で character.md に書き出したものです
そのうえで、「変えるのはポーズだけ」と、変える部分を1つだけ指定します。変える部分を1つに絞るほど、顔は保たれます。
正典(お手本)毎回これを渡す
手を振る(縦)1回で正典どおりに出た
本を持つ(縦)持ち物を足しても顔は同じ
ポーズ替えを頼む
次の章で動画にするので、ここでは縦長(9:16)で出します。動画の縦横比は、渡す画像で決まるからです。
canon.png を参照画像として、fal の google/nano-banana-2-lite/edit にポーズ替えを頼みます。鍵は fal_key.txt です。 指示は英語に直して送ってください。要点はこの3つです。 1. 参照画像とまったく同じデザインで描く。守る部位は character.md に書いた全部(体型・色・目・くちばし・足・マフラー)。 2. 変えるのはポーズだけ。「片方の手を上げて、こちらに手を振っている」。 3. 縦長 9:16。全身を真ん中に。背景は真っ白。文字・透かし・他のキャラは入れない。 できたら wave.png として保存し、canon.png と並べて見せてください。ledger.md に1行足してください(画像1枚・約0.04ドル)。
うまくいったか確認する
- wave.png が縦長で、手を振っている
- canon.png と並べて、目・色・持ち物が同じに見える
- 背景が白く、文字が入っていない
「変える部分は1つだけ」を守る
「手を振って、笑って、帽子をかぶせて」と一度に3つ変えると、顔まで変わりやすくなります。ポーズを変えたい、表情を変えたい、持ち物を足したい。それぞれ別の1枚として頼んでください。1枚5円です。3枚頼んでも15円です。
止め絵(とめえ)
動画のもとになる1枚の画像のことです。この本では、動画を頼む前に必ず止め絵で検収します。ここで顔が違えば、動画にしても違います。安い止め絵の段階で直すのが、お金と時間を守るコツです。
よくあるつまずき
ここまで来た人へ
自分のマスコット、できましたか。
正典を1枚作って、同じ顔のままポーズを変えられた。ここまでで、fal の使い方の土台はできています。この先の「動かす」は、この土台の上に乗せるだけです。
逆に、どこかで詰まっているなら、それはあなたの理解力の問題ではなく、この本の説明が足りていない場所です。教えてもらえたら直します。できたマスコットの自慢も歓迎です。
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この章のまとめ
正典を渡し、守る部位を列挙し、変えるのはポーズだけ。縦長の止め絵ができました。次の章で、この止め絵をしゃべらせます。
章末チェックリスト
止め絵が揃いました。第08章で、5秒しゃべらせます。