付録
つまずき辞典
困ったときはここ。症状から引けます
困ったときはここです。症状から引けるように並べました。どれも著者が実際に踏んだか、読者から聞いたものです。直し方は「Claude にこう言う」の形で書いてあります。
お金・アカウント
症状と対処
- チャージしたのに残高が0ドルのまま
- ログインの方法(Google と GitHub)が、チャージしたときと違います。別のアカウントになっています。同じ方法で入り直してください。
- 10ドル未満でチャージできない
- 用意された選択肢の最低は25ドルです。「Custom」を選んで 10 と入れると10ドルから入ります。
- 思ったより減っている
- 台帳と fal の Usage を見比べます。差の分が書き忘れです。よくあるのは、Playground で試した分と、動画を何度も作り直した分です。
- 失敗した生成にも課金された気がする
- サーバー側のエラーは課金されません。ただし「できたけれど気に入らない」は成功扱いで課金されます。止め絵で検収してから動画にする型で防ぎます。
- 1回で1ドル引かれた
- 古い窓口の GPT Image 2(fal-ai/gpt-image-2)を使うと、1回1ドルの定額です。新しい窓口(openai/gpt-image-2/edit)は約0.06ドルです。Claude に「openai/ で始まるほうを使って」と伝えます。
鍵・接続
エラー文と対処
- 401 / Unauthorized
- 鍵が読めていません。fal_key.txt が1行だけか、前後に空白や改行がないかを確かめます。直らなければ鍵を消して作り直します。
- 404 / Not Found
- モデル名(店の名前)が違います。この本の名前をそのまま Claude に渡します。頭に余計な「fal-ai/」が付いていると起きることがあります。
- 422 / Unprocessable
- 注文の中身が店の受け付ける形と違います。多いのは、動画の秒数に店にない数字を入れた場合と、存在しない声の名前を指定した場合です。「この店が受け付ける項目を確かめてから送り直して」と Claude に頼みます。
- Claude が鍵の中身を画面に出した
- その鍵は使わず、fal の画面で消して作り直します。以後は「鍵の中身は表示しない」を rules.md に入れておきます。
画像
症状と対処
- 顔が毎回変わる
- 参照画像を渡していないか、守る部位の列挙が足りません。canon.png を渡し、character.md の部位を全部列挙し、変える部分を1つに絞ります(第7章)。
- 頭に余計なもの(しっぽ・耳・帽子)が生えた
- 「参照画像に無いものは足さない」を禁止事項に入れます。
- 英単語やロゴが勝手に入る
- 禁止事項に「文字・ロゴ・透かし・署名を一切入れない」を入れます。それでも入るなら、描いてよい文字を列挙する型(第11章)に切り替えます。
- 文字が1字だけ違う
- 出し直します。直らない字は、別の言い方に変えます。画数の多い字ほど崩れます。
- 比率が指定と違う
- 英語の指示から比率が抜けています。「aspect ratio 9:16 と明示して」と頼み直します。
- 写実的すぎて怖い
- 画風に「かわいい」「丸い」「フィギュアのような」を足し、禁止事項に「人間らしい皮膚の質感」を入れます。
動画
症状と対処
- 笑うと目を閉じる
- この店の癖です。指示の言葉では直りません。止め絵を口を閉じた落ち着いた顔に替えます。1〜2秒なら採用します(第9章)。
- 最初の1秒が無言
- 「最初のコマからもうしゃべっている状態で」が抜けています。
- 動きが最初の2秒で終わる
- 動きを秒で割り当てていません。動きの数だけ区間を切ります(第8章・第12章)。
- 言葉が途中で切れる
- 尺に対して台本が長すぎます。5秒なら20〜25文字まで削るか、8秒にします。
- 読み方が変(「エフエーエル」「でしましょう」)
- その言葉をかなで書きます。「ファル」「だしましょう」。文字起こしでは見つからないので、耳で聞いて見つけます。
- 長さが頼んだ秒数より長い
- 正常です。5秒で頼むと7秒前後で返ります。料金は頼んだ秒数で計算されます。
- 縦で頼んだのに横で出た
- 動画の比率は渡した画像で決まります。縦の止め絵を先に作ります。
- ループのつなぎ目でカクッとする
- 動きが大きすぎます。「動きはごく小さく」「最後は最初と同じ」を強めます。最初と最後のコマの差を数字で見て、3以下を目安にします。
- Playground で画像が「End Image」に入った
- 動かしたい絵は「最初のコマ」の欄です。End Image は空にします。
字幕・仕上げ
エラー文と対処
- drawtext / No such filter
- ffmpeg に文字を描く機能がありません。「文字を透明な画像にしてから重ねて」と頼みます。
- 日本語が四角(豆腐)になる
- 日本語フォントが無い状態です。「Noto Sans JP を入れてから使って」と頼みます。
- 字幕が小さい
- 「1080×1920 に拡大したあとの大きさで72ピクセル」と言い直します。
- スマホで自動再生されない
- 音つきの動画は止められます。音なし(muted)とインライン再生(playsinline)を指定します。
画面が変わっていたら
fal の画面は変わります。ボタンの位置や名前がこの本と違っていても、探すものは同じです。「Credits(残高)」「API Keys(鍵)」「Usage(明細)」の3つの言葉を手がかりに探してください。見つからなければ、画面のスクリーンショットを Claude に見せて「この画面で鍵を作る場所はどこ」と聞くのが早いです。