falの地図
falとは何か
ひとつの窓口で、たくさんの店に注文できる。出前アプリのたとえ
fal は、画像・動画・音声を作るAIモデルを、ひとつの窓口から使った分だけの料金で使えるサービスです。この一文を、出前アプリにたとえて説明します。たとえが頭に入れば、この先の章で迷いません。
この章でわかること
- fal が何をしてくれるサービスか
- 「モデル」「従量課金」という言葉の意味
- 月額のサービスと比べて、どこが違うか
出前アプリで考える
スマホの出前アプリを思い浮かべてください。アプリはひとつなのに、寿司も、ラーメンも、ケーキも頼めます。店ごとに会員登録はしません。支払いは頼んだ分だけ。今日は何も頼まなければ、1円もかかりません。
fal はこれと同じです。
fal のアカウントと鍵がひとつあれば、全部の店に注文できます
絵を描く店、動画を作る店、声を作る店。得意分野が違います
あなたは日本語で頼むだけ。注文書は注文係が書きます
会費なし。1枚5円、5秒30円。頼まない月はゼロ円
「モデル」は店の名前
この本には「モデル」という言葉が何度も出てきます。モデルとは、画像や動画を作るAIのひとつひとつのことです。出前アプリの店にあたります。
店に得意分野があるように、モデルにも得意分野があります。キャラクターの絵が得意な店、文字を正確に描ける店、止め絵を動かすのが得意な店。この本では、役割ごとに使う店を最初から決めてあります(第2章)。あなたが店選びで迷う場面は作りません。
モデル(もでる)
画像や動画を作るAIの、ひとつひとつの名前です。「nano-banana-2-lite」「H3 Max Turbo」のような固有名がついています。名前は覚えなくて大丈夫です。この本では、頼み方の文例に店の名前が最初から書いてあります。
「従量課金」は頼んだ分だけ
fal の料金は従量課金です。先に少額を入れておき、1枚作るごと、1秒作るごとに、そこから減っていきます。月額はありません。
動画を作れるサービスの多くは、月に数千円から2万円ほどの月額制です。使わない月も引き落とされます。fal は逆で、作らない月はゼロ円です。講座の告知を年に数回作る、というペースの人には、この差がそのまま効きます。
使わない月も引き落とし。「もったいないから使わなきゃ」が発生します
10ドル入れて、減った分だけ払う。作らない月はゼロ円
fal ができないこと
先に、できないことも書いておきます。
- fal は動画編集ソフトではありません。切ったり、つないだり、字幕を入れたりする道具は別です(この本では Claude に任せます。第10章)
- fal は考えてくれません。何を作るか、どう頼むかは、あなたと注文係の仕事です
- 一発で完璧には出ません。だから止め絵の段階で検品して、動画は納得してから1回だけ頼む、という型をこの本で覚えます(第14章)
この章のまとめ
fal は出前アプリ。店がモデル、注文係が Claude、支払いは頼んだ分だけ。次の章では、この本で使う店を3つに絞って紹介します。
章末チェックリスト
たとえが入りました。第02章で、この本で使う3つの店を紹介します。