動かす・しゃべらせる
5秒しゃべらせる
止め絵が動き出す。台本はかなで書き、動きは秒で分ける
止め絵が動き出す章です。動画の店(H3 Max Turbo)に、前の章の縦長の絵を渡して、5秒しゃべらせます。声も、口の動きも、店が一緒に作ります。5秒で約30円です。
この章でできるようになること
- 止め絵と台本を渡して、5秒の動画を1本作る
- 台本を「かな」で書き、動きを「秒」で割り当てる
- 尺と文字数の目安を知る
先に完成形を見る
渡したのは、止め絵1枚と、台本1行と、動きの指示だけです。これで声つきの動画が返ってきます。
台本は「かな」で書く
動画の店は、台本を読み上げてくれます。ただし読み方は店任せです。「fal」を「エフエーエル」と読んだり、「出しましょう」を「でしましょう」と読んだりします(どちらも著者が実際に踏みました)。
対処は簡単で、読み方をそのまま「かな」で書くことです。「fal」は「ファル」、「Claude」は「クロード」、「出しましょう」は「だしましょう」。漢字で意味が伝わる必要はありません。聞こえる音がすべてです。
動きは「秒」で割り当てる
もうひとつの型です。「手を振る」とだけ書くと、最初の1秒で振り終わって、あとの4秒は止まったままになります。「0〜2秒で手を振る。2〜4秒で首をかしげる。4〜5秒で最初のポーズに戻る」のように、秒で割り当てると、最後まで動き続けます。
- 10〜2秒手を振る
- 22〜4秒首をかしげる
- 34〜5秒最初のポーズに戻る。目は開けたまま
尺と文字数の目安
| 尺 | 台本の文字数 | 料金の目安 |
|---|---|---|
| 5秒 | 20〜25文字 | 約30円 |
| 8秒 | 35〜40文字 | 約50円 |
| 10秒 | 45〜50文字 | 約60円 |
文字数が多いと早口になり、少ないと途中で黙ります。最初は5秒・20文字から始めてください。
5秒しゃべらせる
wave.png を fal の minimax/h3-max-turbo/image-to-video に渡して、5秒・768P の動画を1本だけ作ってください。鍵は fal_key.txt です。作る前に料金の見積もり(5秒で約0.20ドル)を言ってから進めてください。 指示は英語に直して送ってください。要点はこの4つです。 1. カメラは固定。背景は白のまま。文字は出さない。 2. 最初のコマからもうしゃべっている状態で、口を言葉に合わせる。目は最後まで開けたまま。 3. 台本(日本語・この読みのとおり):「こんにちは!ファルの取扱説明書へ、ようこそ!」 4. 動き:0〜2秒で手を振る。2〜4秒で首を少しかしげる。4〜5秒で最初のポーズに戻る。 できたら hello_v1.mp4 として保存して見せてください。ledger.md に1行足してください(動画5秒・約0.20ドル)。
うまくいったか確認する
- hello_v1.mp4 が縦長で、5秒前後の長さになっている
- 再生すると声が出て、台本の言葉が聞き取れる
- 手を振る、首をかしげる、戻る、の3つの動きが入っている
返ってきたら、まず耳で聞く
できた動画は、まず自分の耳で聞いてください。読み間違いは、文字起こしでは見つからないことがあります(文字起こしは意味で漢字に直してしまうからです)。読みの正誤は、人の耳が最終の関門です。間違っていたら、その言葉をかなで書き直して、もう1本頼みます。
よくあるつまずき
- 動画の長さが5秒より少し長い
- 正常です。5秒で頼むと7秒前後、10秒で頼むと13秒前後で返ってきます。料金は頼んだ秒数で計算されます。
- 最初の1秒が無言で、口が動かない
- 「最初のコマからもうしゃべっている状態で」が抜けています。この一文があるかどうかで、出だしが変わります。
- 言葉が途中で切れた
- 尺に対して台本が長すぎます。表の文字数まで削るか、尺を8秒にします。
- 笑ったときに目を閉じてしまった
- この店のいちばん有名な癖です。次の章を丸ごと使って説明します。
この章のまとめ
止め絵と、かなの台本と、秒割りの動き。この3つで5秒の動画になりました。次の章は、この店の癖である「目が眠る」問題と、動画の検品のしかたです。
章末チェックリスト
しゃべりました。第09章で、この店の癖と検品のしかたを覚えます。