はじめての1枚第06章 ・ 読むのにかかる時間 約7分

自分の​マスコットを​1枚つくる

被写体・画風・構図・禁止事項。頼み方の4点セット

この章で、あなたのマスコットが生まれます。頼み方の型は「被写体・画風・構図・禁止事項」の4点セット。ペンキチもこの4点で描きました。1枚約5円なので、気に入るまで何枚でも出せます。

この章でできるようになること

  • 4点セットで頼んで、マスコットの候補を数枚出す
  • 画風を「動画にしても崩れない」ものに決める
  • 気に入った1枚を「正典」として保存する
この章の内容(5節)
  1. 頼み方の4点セット
  2. ペンキチが生まれるまで
  3. 自分のマスコットを頼む
  4. 気に入った1枚を「正典」にする
  5. この章のまとめ

頼み方の​4点セット

画像を頼むときに書くのは、この4つです。全部書くと、出てくる絵のばらつきが減ります。

  1. 1被写体何を​描くか。​動物・性別の​有無・体型・​持ち物・色
  2. 2画風3DCG風・フラット・​水彩など。​動画に​するなら​3DCG風
  3. 3構図全身か​顔か、​正面か、​背景は​白か
  4. 4禁止事項文字なし・​透かしなし・他の​キャラなし。​書かないと​勝手に​足されます
4つ目が​抜けやすいです。​禁止事項を​書かないと、​画像の​中に​英単語や​ロゴが​勝手に​入ります。

ペンキチが​生まれるまで

著者が最初に出した1枚と、画風を変えた2枚を並べます。同じ被写体でも、画風でこれだけ変わります。

最初に出した水彩風のペンギン1枚目​(水彩風)

かわいいが、動画にすると線がにじんで消える

フラットなイラスト風のペンギンフラット

サムネには向くが、立体感がなく動かしにくい

3DCG風のペンギン。ペンキチの正典3DCG風​(採用)

フィギュアのような立体感。動画にしても崩れない

採用したのは​右です。​サムネ・図解・動画の​3つに​使い回すなら、​3DCG風が​いちばん崩れません。

この本でおすすめする画風は3DCG風です。理由は「動画にしたときに崩れないから」。水彩は動画の店に渡すと線が溶け、フラットは奥行きがなくて動きが不自然になりました。1枚目で気に入った画風でも、動画にする予定があるならで出し直してください。

自分の​マスコットを​頼む

下の文の【 】の中を、自分の好みに書き換えて送ります。動物でも、人でも、物でも構いません。迷ったら、まずそのまま送って、出てきた絵を見てから変えるのが早いです。

Claudeにこう頼みます

fal の google/nano-banana-2-lite に、マスコットの候補を頼みます。鍵は fal_key.txt です。次の4点を英語の指示に直して、正方形で3枚出し、mascot_a.png / mascot_b.png / mascot_c.png として保存して、3枚並べて見せてください。 【被写体】丸くてぽっちゃりしたペンギン。中性的で、まつ毛なし。マスタード色の編みマフラーを巻いている。ほっぺに薄いピンク。くちばしと足はオレンジ。 【画風】やわらかい3DCG風。フィギュアのような質感。太い輪郭線は使わない。 【構図】全身。正面向き。真ん中に1体。背景は真っ白。 【禁止事項】文字・ロゴ・透かし・署名を入れない。他のキャラクターや小物を足さない。 できたら ledger.md に1行足してください(画像3枚・約0.09ドル)。

うまくいったか確認する

  • 3枚とも、書いた特徴(色・持ち物・向き)が入っている
  • 画像の中に文字やロゴが入っていない
  • ledger.md に1行増えた

気に入った​1枚を​「正典」に​する

3枚の中から1枚選びます。これがあなたのマスコットの正典です。この先、ポーズを変えるときも、動かすときも、必ずこの1枚を「お手本」として渡します。だから、ここでしっかり選んでください。

  • 目がはっきり開いている(半目や細目は、動画で目を閉じる原因になります。第9章)
  • 特徴がひとことで言える(「マフラーのペンギン」)。特徴が多すぎると、次の章で保ちにくくなります
  • 正面を向いている(ポーズ替えの元にしやすい)
Claudeにこう頼みます

mascot_b.png を正典にします。canon.png という名前でコピーしてください。今後「同じ子で」と言ったら、必ずこの canon.png を参照画像として渡してください。 あわせて、この子の守るべき特徴を箇条書きにして character.md に書いておいてください(体型・色・目・くちばし・マフラーなど、絵を見て分かることを英語と日本語で)。

character.md は、次の章の「」で使います。 が絵を見て特徴を書き出してくれるので、あなたが英語で説明する必要はありません。

よくあるつまずき

3枚の顔がばらばらで、同じキャラに見えない
それで正常です。この段階は「候補を出す」だけで、同じ顔を保つのは次の章の仕事です。気に入った1枚を選べば十分です。
画像に英単語やロゴが入った
禁止事項が伝わっていません。「文字・ロゴ・透かしを一切入れない」と、もう一度強めに書いて出し直します。1枚5円なので、出し直しをためらわないでください。
思っていたより写実的で怖い
「かわいい」「丸い」「フィギュアのような」を画風に足します。逆に人間らしい質感(毛穴・皮膚)を禁止事項に入れると落ち着きます。

この章のまとめ

4点セットで候補を出し、3DCG風で選び、1枚を正典にして、特徴を書き出した。マスコットが生まれました。次の章で、この子のポーズを変えます。

章末チェックリスト