はじめに
この取扱説明書について
案内役はペンキチ。この本でできることと、読み方
この本は、画像と動画の生成サービス fal(ファル)を、プログラミングをしたことがない人が使いこなすまでの取扱説明書です。黒い画面は開きません。日本語で頼むだけで、自分のマスコットを描き、動かし、しゃべらせるところまで進みます。
この章でわかること
- この本を読み終えたときに、何ができるようになっているか
- どこから読めばよいか。手を動かす章はどこからか
- 案内役のペンキチが何者か
案内役はペンキチ
ペンキチは、この本のために著者が fal で生成したペンギンです。最初の1枚を描いて、同じ子のままポーズを変えて、しゃべらせて、字幕を乗せる。この本の各章で、ペンキチが実物として登場します。読み終えるころには、あなたにもあなた専用のペンキチがいます。
読み終えたときの姿
最後の章まで進むと、あなたはこうなっています。
- 自分の講座やお店のマスコットを1体持っていて、同じ顔のままポーズや表情を増やせる
- そのマスコットに5〜10秒しゃべらせた縦動画を、字幕つきで作れる
- 文字入りのサムネイルを、誤字なしで作れる
- 1枚いくら・1秒いくらを把握していて、月に何百円の範囲で使い続けられる
- できあがったものを、採用する前に自分の目で検品できる
黒い画面は一度も開きません
頼み方の文例をコピペして使えます
月額はなし。1枚5円、5秒30円の世界です
うまくいかなかった実物と、効いた対処を並べます
誰のための本か
講座やレッスンをしている人、教室やお店を持っている人、SNSで発信している人。自分の看板になるキャラクターや動画がほしいけれど、外注は高いし、動画編集ソフトは開きたくないという人に向けて書いています。絵が描けなくても、動画を作ったことがなくても大丈夫です。
逆に、プログラムを書いて大量生成の仕組みを組みたい人には、この本は物足りません。その人たちには、エンジニアが書いた専門的な解説のほうが向いています。この本は、注文係をAIに任せて、あなたは「何を作るか」と「できたものの良し悪し」だけを見る、という立場で書いています。
この本の読み方
- 1地図を持つ第1〜4章。読むだけ。falの仕組みとお金の考え方
- 2はじめての1枚第5〜7章。アカウントを作り、マスコットを描く
- 3動かす第8〜10章。しゃべらせ、検品し、字幕を乗せる
- 4作品にする第11〜14章。サムネ・SNS動画・埋め込み・続ける型
手順の章には「Claudeにこう頼みます」という枠があります。枠の右上のボタンでコピーして、Claudeのデスクトップアプリに貼れば、そのまま動きます。あなたの名前やキャラクターの特徴に書き換える場所は、枠の中で分かるようにしてあります。
この本に出てくるお金
fal は使った分だけ払う仕組みです。この本の手順を最初から最後まで一周しても、使うのは200円前後です。著者がこの本の全素材(画像十数枚、動画十数本)を作るのにかかったのは、失敗作を含めて300円ほどでした。金額はすべて著者の利用明細で確認しています。為替で多少動くので、目安として読んでください。
先に言っておくこと
この本には、うまくいかなかった動画がそのまま載っています。笑わせたら目を閉じてしまったペンキチ、名前を言い間違えたペンキチ。隠すと、あなたが同じところで「自分だけ失敗した」と思ってしまうからです。失敗は仕組みの癖で、対処があります。
この章のまとめ
案内役はペンキチ。黒い画面なし、日本語で頼むだけ、使った分だけ払う。この3つを頭に置いて、次の章から fal の地図を持ちに行きます。
章末チェックリスト
準備は整いました。第01章で、falが何者かを出前アプリにたとえて説明します。