falの地図第01章 ・ 読むのにかかる時間 約10分

falとは何か

出前アプリのたとえと、使う3つの店

は、画像・動画・音声を​作る​AIを、​ひとつの​窓口から​使った​分だけ​払って​使える​サービスです。

この​章では、​この​一文を​出前アプリに​たとえて​説明し、​この本で​使う​店を​3つに​絞って​紹介します。

たとえと​店の​名前が​頭に​入れば、​この​先の​章で​迷いません。

この章で分かること

  • fal が何をしてくれるサービスか。「モデル」「従量課金」という言葉の意味
  • この本で使う3つのモデルと、それぞれの役割
  • 動画は「1枚の画像を動かす」やり方しか使わない、という決め方
この章の内容(6節)
  1. 出前アプリで考える
  2. 「モデル」は店の名前
  3. 「従量課金」は頼んだ分だけ
  4. この本で使う店は3つ
  5. fal ができないこと
  6. この章のまとめ

出前アプリで​考える

スマホの​出前アプリを​思い浮かべてください。

アプリは​ひとつなのに、​寿司も、​ラーメンも、​ケーキも​頼めます。
店ごとに​会員登録は​しません。

支払いは​頼んだ分だけ。
今日は​何も​頼まなければ、​1円も​かかりません。

fal は​これと​同じです。

出前アプリアプリはひとつ

fal の​アカウントと​鍵が​ひとつ​あれば、​全部の​店に​注文できます

店モデル

絵を​描く​店、​動画を​作る​店、​声を​作る店。
得意分野が​違います

注文係Claude

あなたは​日本語で​頼むだけ。
注文書は​注文係が​書きます

支払い頼んだ分だけ

会費なし。
1枚5円、​5秒30円。
頼まない​月は​ゼロ円

この​4つの​対応を​覚えれば、​fal の​説明は​ほぼ​終わりです。
スマホで​注文して、​箱が​届く。​この​10秒の​動画も​ fal で​作りました。​作り方は​第10章です。

「モデル」は​店の​名前

この本には​「モデル」と​いう​言葉が​何度も​出てきます。

モデルとは、画像や​動画を​作る​AIの​ひとつ​ひとつのことです。
出前アプリの​店に​あたります。

店に​得意分野が​あるように、​モデルにも​得意分野が​あります。

キャラクターの​絵が​得意な​店、​文字を​正確に​描ける​店、を​動かすのが​得意な店。

この本では、​役割ごとに​使う店を​最初から​決めて​あります。
あなたが​店選びで​迷う​場面は​作りません。

モデル

画像や​動画を​作る​AIの、​ひとつ​ひとつの​名前です。

「nano-banana-2-lite」​「H3 Max Turbo」のような​固有名が​ついています。

名前は​覚えなくて​大丈夫です。
この本では、​頼み方の​文例に​店の​名前が​最初から​書いてあります。

「従量課金」は​頼んだ分だけ

fal の​料金は従量課金です。
先に​少額を​入れておき、​1枚作る​ごと、​1秒作る​ごとに、​そこから​減っていきます。

月額は​ありません。

動画を​作れる​サービスの​多くは、​月に​数千円から​2万円ほどの​月額制です。
使わない​月も​引き落とされます。

fal は​逆で、作らない​月は​ゼロ円です。
講座の​告知を​年に​数回作る、と​いう​ペースの​人には、​この​差が​そのまま​残ります。

月額制毎月、​決まった​額

使わない​月も​引き落とし。
「もったいないから​使わなきゃ」が​発生します

従量課金​(fal)頼んだ分だけ

10ドル入れて、​減った​分だけ払う。
作らない​月は​ゼロ円

お金の​細かい話は​第2章でします。​ここでは​「会費が​ない」ことだけ​覚えてください。

この本で​使う店は​3つ

fal には​何百と​いう​店が​並んでいます。
全部​見る​必要は​ありません。

店選びで​迷うのが​1番時間を​食うので、役割ごとに​店を​1つずつ、​合計3つに​決めて​あります。

僕が​実際に​使い​比べて、​この​3つに​落ち着きました。

依頼文の​中では、​店の​名前を​「fal の​ nano-banana-2-lite に」のように​直接書きます。

は​この​名前を​見て、​どの​店に​注文書を​送るかを​決めます。

あなたが​ fal の​サイトで​店の​ページを​探しに​行く​必要は​ありません。

キャラクターの​絵nano-banana-2-lite1枚 約5円・4秒

同じ子の​ポーズ替えも、​この​店に​頼む

文字入りの1枚GPT Image 21枚 約10円・40秒

日本語の​文字を​正確に​描ける

動かす・しゃべらせるH3 Max Turbo1秒 約6円​(5秒で​約30円)

1枚の​画像を​動画に​する

役割が​決まれば、​店は​決まります。

キャラクターの​絵は、​安くて​速い​店

ペンキチを​描いたのが​この​店です。
1枚4秒、​約5円。
安いので、​気に入るまで​何枚も​出せます。

もう​1つの​大事な​仕事が、「この​絵と​同じ子で、​ポーズだけ​変えて」と​いう​頼み方です。

第5章で​使う、​マスコットを​増やすときの​主力です。

文字が​主役の​1枚だけ、​店を​変える

のように​文字が​主役の​画像は、​GPT Image 2 に​頼みます。
値段は​倍近く、​時間も​10倍かかります。

それでも、日本語の​文字を​一字も​違えずに​描けるのは​この​店だけでした。

同じ​注文を​両方の​店に​出した​結果は、​第9章に​載せています。

安い店は、​段組みと​配色の​指示が​抜けました。

店の​得意分野は、​こうして​実物で​確かめて​決めています。

動画は​「1枚の​画像を​動かす」だけ

元の​画像・約5円ここで直す

顔・構図・​表情を​確かめる。
気に入るまで​出し直して​よい

動画・5秒で​約30円1回で通す

納得した​1枚だけを​動かす。
動画に​なってからでは​顔を​直せない

安い​工程で​試行錯誤して、​高い​工程は​1回で​通す。​使いすぎない​人の​型です。

動画の​店は、​文章だけから​動画を​作る​ことも​できます。
でも​この本では​使いません。

先に​元の​画像を​作って​検収し、​それを​動かすやり方だけにします。

image-to-video

1枚の​画像を​渡して、​それが​動く​動画を​作る​ことです。
この本の​動画は​全部​これです。

渡した​画像の​縦横比が​そのまま​動画の​縦横比に​なるので、​縦動画が​ほしい​ときは、​縦長の​元の​画像を​先に​作ります。

動画の​きめ細かさ​()は768Pで固定します。

スマホで​見る​縦動画には​これで​十分で、​料金も​手頃です。

上の​解像度は、​テレビや​大画面で​流す予定が​できてから​考えれば​間に​合います。

fal が​できない​こと

先に、​できない​ことも​書いて​おきます。

  • fal は​動画編集ソフトでは​ありません。やつなぎは​ Claude に​任せます​(第8章)
  • fal は​考えてくれない​道具です。
    何を​作るか、​どう​頼むかは、​あなたと​注文係の​仕事です
  • 一発で​完璧には​出ません。
    だから​元の​画像でし、​動画は​1回で​通します​(第11章)

fal には、​声・効果音・音楽・立体の​フィギュアを​作る​店も​あります。
この本では​扱いません。

目的は​「自分の​マスコットが​動いて​しゃべる」までで、​上の​3つで​足りるからです。
声も、​第6章で​動画の​店が​一緒に​作ります。

ほかの​店を​試したくなったら、​付録Cの​「次の​店を​試すときの​型」で、​今の​店と​並べて​比べてみてください。

持ち帰り

新しい​モデルは​毎月のように​出ます。
全部​追い​かける​必要は​ありません。

「役割ごとに​店を​1つ​決めて、​実物で​確かめてから​乗り換える」と​いう​決め方だけ​持ち帰ってください。

この本の​3つも、​僕が​そうやって​決めた​ものです。

この章のまとめ

fal は​出前アプリ。
店が​モデル、​注文係が​ Claude、​支払いは​頼んだ分だけ。

絵は​ nano-banana-2-lite、​文字入りは​ GPT Image 2、​動画は​ H3 Max Turbo。

動画は、​元の​画像を​動かすやり方だけ。
次の​章は、​お金の​話と、​注文係への​頼み方です。

章末チェックリスト